13、インフルエンザのお話し

インフルエンザの病原体はウイルスです。冬に気温が下がり湿度が低くなるとウイルスが空気中をただよう時間が長くなるので流行することが多くなります。インフルエンザに感染すると1~2日の潜伏期間のあと急に発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛ではじまり、おくれて咳やのどの痛み、鼻みずなどの症状がでてきます。小さい子どもの場合は鼻水や咳がでてだんだん高熱になったり、下痢・嘔吐の胃腸症状からはじまったりします。熱でひきつけをおこす時もあるのです。インフルエンザは病初期3日間くらいが伝染力が強いので必ず保育園、幼稚園、学校などは休ませます。合併症としては肺炎、中耳炎、まれに脳症をひきおこすことがあります。インフルエンザにかかったら、暖かくしてゆっくりやすませる、食欲がなくても水分を十分に与えるように心がけましょう。くすりとしては対症療法といって頭痛や関節痛をやわらげたり、咳や鼻みずを止める薬、2次感染が起こらないようにする抗生物質のほか今後はノイラミニダーゼ阻害剤という、ウイルスの体内での増殖を抑えるものがでてくる予定ですが、年内は一部の病院に限られる可能性もあり個人的にはワクチンの接種も(効果は完全でないかも知れませんが)一つの予防策と考えています。ほづみ小児科クリニック 穂積正俊

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