16、こどものけいれんのお話し

小学校に入るまでの子どもはけいれんを起こしやすく、子供の約8%にみられます。けいれんの中で最も多くみられるには熱性けいれんですが大部分は良性のものです。「①初めておこる年齢は6ヶ月から4歳台が90%で、1歳台が最も多い②38℃以上の発熱によって起こり大部分(90%)は39℃以上③発作は左右対称で10分以内に止まる④マヒを残さない⑤知能発達は正常⑥発作が無い時の脳波検査では異常がない⑦てんかんの家族歴が無い」これらに当てはまれば6歳頃になると熱が出てもけいれんを起こさなくなります。けいれんが起こったときの注意点は、あわてない事が大切です。安静を保ち静かに横にし、吐きそうだったら顔を横に向け、吐いたものが気管に入らないようにしましょう。口の中に割りばしやスプーンを無理に入れないほうが良いでしょう、かえって嘔吐したりけいれんが長引くことがあります。けいれんが10分以上長く続くときはけいれん止めの救急治療が必要です。30分以上続くとけいれん重積と呼ばれ、後遺症を残す心配がありますので速やかに受診しましょう。病院ではけいれんの時間、手足の様子、目を開けていたか、など聞かれますので落ち着いてできるだけ正確に伝えてください。 ほづみ小児科クリニック 穂積正俊

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