31、細菌ノロウイルスが原因となる食中毒

細菌ノロウイルスが原因となる食中毒、集団感染が相次いで報告され、問題となっていますがこのウイルスは正しく発見されたものではなく、もともと二枚貝(主にカキ)の体内に数パーセントの確率で入っているものを十分加熱しないで食べて感染するものなのです。潜伏期間は1~2日程度で吐き気、下痢、発熱(38℃以下)が主な症状で特効薬はありませんが、嘔吐・下痢による脱水に気をつけていれば3日程度で回復するためほとんどの場合は心配ないウイルスなのです。寝たきりのお年寄りや小さなお子様で呼びかけても返事できないくらいグッタリしない限りは救急受診は必要なく、また検査も特殊な検査なので普通の病院ではすぐには出来ません。よほどの集団発生などで保健所が調べるケース以外ははっきりとしませんが患者の便や吐物からうつる可能性はあるためお子様の世話をした後は手洗いを十分にしましょう。また貝類を食べるときは85℃以上で少なくとも1分以上加熱すれば大丈夫と言われています。 ほづみ小児科クリニック 穂積正俊

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