6、風疹ワクチンのお話し

風疹(別名 三日はしか)は、風疹ウイルスによって発疹・発熱・リンパ節が腫れる比較的軽いウイルス感染症ですが妊娠初期に妊婦が感染した場合、赤ちゃんに先天性風疹症候群を起こすことがあります。妊娠一ヶ月以内なら50%に難聴・白内障・また動脈管開存という心臓の近くに奇形を作ることがあり、妊娠二ヶ月以内なら20~30%に、妊娠三ヶ月以内なら5%におこる可能性があります。
そこで1977年から中学生女子にワクチンを接種していたのですが効果が十分でなかった為、わが国では1995年から予防接種法を改正し7歳半までの男女とも接種することで風疹の流行そのものを無くそうとなったのですが、この切り替えのため昭和54年4月2日生まれ(現在24歳)~昭和62年10月1日生まれ(現在15歳)の方に限り、2003年9月末日までは定期接種(お住まいの地域の医療機関で無料で接種)ができますので、対象年齢の方は今すぐ接種される事をおすすめします。ある岡山県の調査では、法の改正前は中学生の時点で70%の接種率だったのが塾や部活で多忙、また接種は嫌、との理由で改正直後は9%に著減していたそうです。
繰り返しますが15~24歳の対象年齢の方は男女とも今年9月末日までの限定ですので、将来の先天性風疹症候群を増やさないために皆でワクチンを受けましょう。 ほづみ小児科クリニック 穂積正俊

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