9、夏かぜのお話し

夏は暑さで体力が落ちている上に、ク―ラ―をかけっぱなしにしたり、寝冷えをしたりして、夏風邪にかかりやすくなるので注意が必要です。夏風邪は原因としてアデノウイルスという目が真っ赤に充血する咽頭結膜炎(プール熱とも言います)をおこすもの、ヘルパンギ―ナという、のどちんこの近くに小さな口内炎ができるもの、手足口病という、その名の通り手・足・口に水泡ができるエンテロウイルスがあります。
これらは、せき・鼻水・発熱・のどの痛みといった風邪症状のほか下痢・腹痛といった胃腸炎の症状も同時に起こしやすいのが特徴ですが手足口病のように発疹がみられるものもあります。何度も続く嘔吐やけいれんなどの症状がある場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
治療としては、今のところアデノウイルスやエンテロウイルスに直接効く薬はありませんのでまずは安静が第一、鼻水や咳がひどいときは症状をやわらげる薬を使います。解熱剤はウイルスと戦うための防衛手段としての熱を下げるので、できれば使いたくありませんが高熱が続くと体力を消耗し、苦しいので掛かりつけの先生に相談して時期を選んで使うようにしてください。
また熱が高い時はタオルで汗をよく拭いて水分をこまめに与え、脱水症状に気をつけて薄着にし、熱が体から逃げやすいようにしてあげるのが基本ですが、寒気をうったえる時は一時的に温めてあげましょう。 ほづみ小児科クリニック 穂積正俊

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