32、アレルギー性鼻炎、のお話し

毎年この時期には花粉症が話題になります。通常スギ花粉症は10才以上から、と以前は言われていましたが、早ければ2才くらいで血液検査で診断された人もあるようで、東京では14才以下ではこの15年で3倍に増えているようです。症状は「くしゃみ、(水のような)鼻水、鼻づまり」が有名ですが子どもの場合は目と鼻のかゆみがよく見られます。鼻をかんだ後にそのティッシュを鼻の中に入れてグリグリする子が結構います。もともと2~3月は風邪のシーズンなので症状だけではわかりづらく、血液検査や皮膚に引っ掻き傷を作って検査する、あるいは鼻水の中に“好酸球”という細胞があるか、顕微鏡で見て診断するなど、いろいろな方法があります。治療は飲み薬、点耳薬が各種出ており眠気さえ気にならければ市販薬でも病院の薬でも構わないでしょうが、ひどい症状であれば(もちろん大人では)レーザー光線で焼いたりや手術、またアレルギーを起こす原因の物質そのものを薄めて3ヶ月くらいかけてゆっくり注射する「免疫療法」というものもあります。また湿度50%以下にして乾燥させる、たたみ、じゅうたんを出来るだけ減らす、外出時はマスクやゴーグルを使う、外から帰ってきたら服を払ってできればシャワーを浴びる、など工夫するとより効果が上がります。症状が軽くてもガマンすることで勉強や仕事の効率が下がっている人がけっこう居ると最近言われているので自分の症状に応じて早めに対策を打ちましょう。 ほづみ小児科クリニック 穂積正俊

カテゴリー: 小児科医子育て応援コラム一覧   パーマリンク