34、麻しんワクチンを受けましょう、のお話し

以前にも書きましたが、最近の麻しんの流行が続いていますので改めて書きます。発病した人の95%は麻しんワクチンを未接種者で、潜伏期間は10~12日、その語カタル期という38℃前後の発熱、咳、鼻水、くしゃみ、結膜炎が2~4日間続き、その後コプリック班という口の中に粉チーズのような白い斑点が出て、39~40℃の高熱と発疹が出始め、はじめて麻しんと診断されます。想い合併症がなければ4~5日間で治りますが、中耳炎をおこしたり肺炎・脳炎で亡くなる場合もある怖い病気です。アメリカでは生後12~15ヶ月にMMR(麻しん風疹おたふく)ワクチンを接種し、4~6歳で2回目を接種することで年間10人程度の患者発生にとどまっています。お隣の韓国も麻しん対策に力を入れ成功しています。日本も2006年6月から2回目のMM(麻しん風疹)ワクチンが始まりましたが当時小学校一年生以上の人は自費で2回目を接種する必要があるため、2008年から中学1年生と高校3年生も公費で接種に行かなければ注射を受けていない人が他人に病気をうつして広めるため効果があがりません。1歳での麻しんワクチンの接種率は80%と言われていますが
できれば95%くらいの人がやっていただければ日本の対策も上手くいくでしょう。麻しんウイルスに直接効く薬はありませんので、やはりワクチンをおすすめします。ほづみ小児科クリニック 穂積正俊

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